学士(理学)への道、化学系行政書士になるために

行政書士事務所の開設を目指して

行政書士事務所を開設したいと考えたきっかけ

 将来、行政書士事務所を開設しようと考えています。最初は相続や不動産をメインに扱う行政書士として活動するのがいいかなと思ったんだよね。だけど、相続や不動産の分野は、登記*1が絡むと司法書士に、税金が絡むと税理士に頼むほうが手っ取り早い場合もあるんだ。つまり、行政書士だけじゃ解決できないことも多いってことだね。

司法書士試験の勉強を進める現状

 今は司法書士試験の勉強をしている最中なんだけど、正直なところ、なかなか前に進まないんだよね。勉強するたびに新しい知識が増えていくのは楽しいけど、実際に進捗が見えないと焦りも感じちゃう。でも、こんなにコツコツ頑張れる機会も少ないから、楽しみながら続けていこうと思ってる。

化学への興味と専門学校での勉強

 ちょっと話は変わるけど、最近は化学の勉強にも興味が出てきたんだ。大阪の専門学校が通信制で化学系の学科を提供しているのを知って、「これも挑戦してみようかな?」って思ったんだよね。高校のころは化学が得意科目だったし、登録販売者*2の試験も合格しているから、そこまで大変じゃないかなって思ってる。

化学系学位の取得を目指す理由

 ただ、化学技術職として働くつもりはなくて、むしろお勤めは自分に向いていないんじゃないかって思ってるんだ。だから、化学系の専門科目と実習をこなしながら、学位(理学)を取れればいいかなって。まあ、「化学得意でした!」なんて言っても、今の経歴じゃなかなか信じてもらえないかもしれないけどね。笑

化学の勉強に向けての意気込み

 というわけで、化学の勉強も頑張りたいと思ってます。どんなことを学べるか楽しみだけど、果たしてうまくいくのか…。でも、今の気持ちを大事にして、少しずつ進んでいけたらいいなと思ってるよ。


化学系業務の許認可申請を専門にする行政書士とは

 普段の生活ではあまり馴染みがないかもしれませんが、実は私たちの身の回りには、化学物質を扱う工場や研究所がたくさんあります。これらの施設は、法律で定められた様々なルールを守って、安全に操業しなければなりません。そこで活躍するのが「化学系業務の許認可申請を専門にする行政書士」です。

どんなことをしてくれるの?

 簡単に言うと、化学物質を扱う企業が、法律に則って事業を行うための手続きをサポートしてくれる専門家です。

工場を新設・変更する場合
  • 必要な許可や届出の種類を調べ、書類作成や申請を代行してくれます
化学物質を輸入・販売する場合
  • 毒物劇物取締法などの法律に基づいた手続きをサポートしてくれます
廃棄物処理に関する許可申請
  • 環境への影響を最小限に抑えるための処理方法の相談や、許可申請を代行してくれます

専門家にお願いするメリットは?

法律や手続きに詳しくない人でも安心
  • 複雑な法律や手続きをわかりやすく説明し、必要な書類を正確に作成してくれます
時間と手間を節約できる
  • 自分で申請する場合、多くの時間と手間がかかりますが、専門家に依頼することで、本来の業務に集中できます
許可取得の可能性が高まる
  • 専門的な知識と経験を持つ行政書士が、適切なアドバイスや書類作成を行うことで、許可取得の可能性を高めてくれます

化学物質を扱う企業にとって、法律を守って事業を行うことは非常に重要です。専門家である行政書士のサポートを受けることで、安心して事業に専念することができます。

学士(理学)取得制度(化学系専攻)

大学改革支援・学位授与機構(NIAD-QE)による学士(理学)取得制度は、既に大学等で修得した単位を活用し、特定の学修要件を満たすことで新たに学位を取得できるものです。化学系専攻で学士(理学)を目指す場合、特に以下の科目と単位の修得が必要です。

必須科目と内容**

化学系専攻においては、基礎的かつ高度な科学知識を身につけることを目的とし、以下のような専門科目の修得が求められます:

  • 無機化学:元素や化合物の性質、構造、反応性についての理解を深めます。
  • 有機化学:炭素化合物を中心とした化学反応や合成法について学び、医薬品や材料の設計にも関わる知識を提供します。
  • 物理化学:熱力学や量子力学、化学反応速度など、化学現象の背後にある物理的な法則について理解します。
  • 分析化学:物質の定性・定量分析技術や機器分析法の基礎を学び、研究や実務に役立つ技術を習得します。

これらの科目は、化学の理論や実験の基盤を築き、さらに高度な研究や実践にも対応できる能力を育成します。

関連科目**

関連科目としては、化学の理解を深め、学際的な視点を養うための内容が含まれます。具体的には以下のような科目が挙げられます:

  • 生物学:特に生化学や細胞生物学に関連し、生命体における化学反応や分子の役割を学びます。
  • 環境科学:環境化学や地球環境に関する知識を学び、持続可能な社会の構築に寄与する視点を提供します。
  • 統計学:化学実験や研究で得られるデータの解析や解釈に不可欠な統計的手法を学びます。
  • 情報科学:プログラミングやデータ解析技術を修得し、化学データの処理やシミュレーションに役立てます。

単位数**

化学系専攻の学士(理学)取得のためには、専門科目で20単位以上、関連科目で10単位以上の修得が必要です。具体的な単位数の要件は申請者の学歴や既に取得している単位によって異なる場合がありますが、これらの科目で必要な単位を満たし、学修成果の提出や試験に合格することで学位取得が可能となります。

このように、化学系の専門知識と関連分野の学びを体系的に深めることで、学士(理学)を取得することができます。

*1:不動産の所有権を法的に確定させるための手続き

*2:薬や日用品を販売するための資格